自宅での介護を引き受けたけれど、終わりが見えなくて逃げ出したい。
今の状況が続けば、自分が先に倒れてしまう。
そもそも、なぜ自分だけがこんな目にあわなければいけないのか。
在宅介護をされている方なら、このような思いをされたことがあると思います。
義父を在宅で介護していた私は、いつもストレスを感じていました。自分から引き受けたのにストレスを感じる自分に自己嫌悪。
そんな私は、自分と向き合うという方法でこのストレスから解放され、穏やかな介護生活を送ることが出来ました。
自分と向き合えば、現状はかわらなくても、ストレスから解放されて前向きになります。
介護によるストレスの原因と、その解消として自分と向き合う方法についてお伝えします。
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在宅介護でのストレスの原因と対処法
- ひとりでしなければいけない
- 介護の知識がなく、ケアに慣れない
- 自分の時間が確保出来ない
- ゴールが見えない
- 疲労、睡眠不足
在宅での介護は孤独です。ほとんどの場合ひとりで抱え込んでいるのではないでしょうか?
誰かに頼ることも出来ず、頑張りすぎてしまいます。
介護や看護の経験がなければ、慣れないことだらけで
「これでいいのか?」
と不安にもなりますよね。
根本的な解決は専門家の力が必要ですが、まず【介護はひとりでするものではない】ということを知ってください。
もしかしたら、
身内の話を外でするのはよくない。
家族なのに、介護を拒否するなんてありえない。
といった、人に頼ることに罪悪感があるかもしれませんね。
けれども、介護の世界にはいろんなプロがいます。
まずは専門家に相談するところから始めましょう。
この相談するというのが、実は一番ハードルが高かったりします。
相談したらすぐに施設へ入所しなければいけない、家族を見放した人だと思われる、ということはないので安心してくださいね。
今後どうしていくか、一緒に考えてくれる専門家の存在は大きいです。
専門家に相談しても、ストレスフルな環境がすぐに変わるわけではありません。
介護度や経済的なこと、また支援を受けることをご本人や他の家族が拒否する。
こういったケースもあるわけです。
環境を変えず、このストレスから解放されるために必要なことってなんでしょうか?
在宅での介護は孤独です。ほとんどの場合ひとりで抱え込んでいるのではないでしょうか?
誰かに頼ることも出来ず、頑張りすぎてしまいます。
介護や看護の経験がなければ、慣れないことだらけで
「これでいいのか?」
と不安にもなりますよね。
根本的な解決は専門家の力が必要ですが、まず【介護はひとりでするものではない】ということを知ってください。
もしかしたら、
身内の話を外でするのはよくない。
家族なのに、介護を拒否するなんてありえない。
といった、人に頼ることに罪悪感があるかもしれませんね。
けれども、介護の世界にはいろんなプロがいます。
まずは専門家に相談するところから始めましょう。
この相談するというのが、実は一番ハードルが高かったりします。
相談したらすぐに施設へ入所しなければいけない、家族を見放した人だと思われる、ということはないので安心してくださいね。
今後どうしていくか、一緒に考えてくれる専門家の存在は大きいです。
専門家に相談しても、ストレスフルな環境がすぐに変わるわけではありません。
介護度や経済的なこと、また支援を受けることをご本人や他の家族が拒否する。
こういったケースもあるわけです。
環境を変えず、このストレスから解放されるために必要なことってなんでしょうか?
ストレス解消に必要なのは自分自身と向き合う時間
ストレスサインとは、自分がストレスを受けたときに現れる症状のこと。
イライラしたり、気分が落ち込む、怒りっぽくなる、やる気が出ない。
または、肩こりや頭痛、めまい、耳鳴り、動悸といった様々なサインがあります。
何かを頑張っているとき、または頑張らなくてはいけないときって、自分のストレスに気づきにくいんです。
まず、ストレスを受けた場合どのような症状が出るか知ることが大切です。もちろん上記にあげた症状の全てに心当たりがある方もいるでしょう。
ストレスフルな毎日のせいで、これらの症状が出ている状態を【いつものこと】だと思っていてはキケンです。これらのサインは、休息が必要だというサインだからです。
代わりに介護をしてくれる人がなければ、休むことは難しいですが、それでも、自分には休息が必要だと意識するだけでも変わってきます。
自分を大切にする時間も作ってください。
・人と比較する必要はない
介護とひとことで言っても、本当にみんな違います。
寝たきりの状態で、日常生活を送るうえですべてのことに介助が必要な場合もあれば、体は元気に動くけれど認知症の症状があり、目が離せない場合などあります。
家族からの理解や支援があるかどうかも違いますし、関係性(実親か義親か)によっても変わります。
これまで築いてきた関係性によっても変わりますよね。感謝している存在なのか、あまりいい思い出がなく疎遠だったのか、介助する方の気持ちも違います。
人と比べる必要はひとつもありません。
もしあなたが
「もっと大変そうなのに家で介護している人もいる」
とか、
「介護をやめたら冷たい家族って思われそう」
という理由で前に進まないのはダメです。あなた自身が介護とどう向き合いたいと思っているのかが大切なのですから。
介護に対するあなたの本当の思いを知る方法
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・ジャーナリングでストレスを可視化
ジャーナリングとは、一定の時間に、頭の中に思い浮かんだことを紙に書いていく作業のことをいいます。
「紙に思いを書いたくらいで、ストレス解消なんてできるわけない」
と思った方、いませんか?
実は私がそうでした。
疲れ切って、不満だらけで、感情がカチカチに固まってしまった感覚。いろんなストレス解消法を検索しては、どうせムダだと行動に移したことなんてなかったんです。
そんな私のストレス解消は食べること。
食べて気分転換をはかることが悪いわけじゃありません。
私の場合、ストレスの根本を解決しようとせず、とにかく今のイライラをなんとかしたいという思いだけで、食べていました。
食べている瞬間は、幸せな気持ちになれるけれど、食べ過ぎた罪悪感、からだの重さ、動きづらさと、結局何もかわらない現状の、負のループに陥っていました。
そんな私がジャーナリングを始めたのは、誰かに愚痴りたかったからなんです。実際に愚痴を聞いてもらう相手がなかった私は、自分と向き合おうというポジティブな思いなど持てずに始めました。
必要なのは紙とペン。ひとりになれる時間だけです。
ジャーナリングの方法は調べるといくらでも見つかります。行う時間帯やどれくらい時間をかけるのか、ぜひご自身のライフスタイルにあった方法をみつけてください。
この自分に向き合う作業時間を作ることがストレスになると元も子もないですから。
私は毎朝5分だけ行っていました。家族への不満と介護ストレスがMaxのときは、紙一面に
どうして私だけ!?
と書き続けたこともあります。
書いているうちに、今まで気づかなかった感情に出会うこともあります。「どうして私だけ!?」と書き続けて気づいたことは
介護のほとんどは私だけがしているけど、その間主人は外で働いている。そのお給料があるから生活出来ている。
ということでした。
当たり前過ぎるんですけど、自分のストレスだけに集中している時って自分だけしんどいと思ってしまうんですよね。
このことに気づいたからといって、もちろん現状は何も変わりません。
けれども、介護をする私の気持ちには大きな変化がありました。
家族みんながそれぞれに与えられた仕事を頑張っている。
本当に当たり前のことなのに、私って本当に余裕が無さすぎたんですね。
自分の心に向き合っていると、少しずつ自分がどうしたいのかが見えてきます。
感謝の気持ちはあるけどもう介護は無理なのか、
自分が後悔しそうだから、もう少し介護を続けたいのか、
どんなことを助けてほしいと思っているのか、
これは大きな気づきです。
イヤだけど、するしかないという諦めの気持ちで、介護をさせられている状態とは違います。
今後どういう風に動いていきたいかが分かると、次の行動も見えてきますよね。
もちろん、希望する支援がすぐ受けられるとは限らないし、あなたの思いが全てかなえられることも難しい。
それでも、自分がどう思っているかを知るのは大切です、
周囲に言われるがまま、自分の感情を押し殺して介護を続けても誰も幸せになれないと思います。
まとめ
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家族からの理解や、希望する支援をすぐに受けることは難しいです。
あなたが抱えている介護に対する負担やストレスが急に消えるなんてこともありません。
けれども、あなた自身の行動なら変えることが出来ますよね。自分自身と向き合って得た気づきは、これから先どうして行くか、考え行動する原動力になります。
介護を受ける人も、介護をする人も
【その人らしく生きる】
ことが大切だと思いませんか?